普段から、愛犬にはフードを、決まった時間に、きちんと与えているので、
極端に少なすぎることもないのに、飼い主さんがちょっと目を離したすきに、
愛犬が、ドッグフードの袋やストックの容器に顔を突っ込んで食べている!!
なんてこともあり、もしかして犬は、人とは違い、満腹感がないのでは・・・と
おもっている飼い主さんも多いと思います。
人間と比べれば鈍いようですが、犬にも満腹感はちゃんとあるようです。
もともと犬は、狩りをする動物なので、獲物が取れないときのために、
食いだめの習性があります。
だから、おいしいものが目の前にあれば、お腹が満腹であっても欲しがります。
だけど、ほしがるままに必要量以上のフードを追加したり、フードの代わりに、
おやつを与えたりすれば、カロリーオーバーとなり、肥満の原因となります。
本来、犬の満腹感というのは、胃袋が感じるものではなく、
満腹中枢が感知するものなので、脳に伝達がいくまでに少し時間がかかります。
簡単にたとえて言うと、
犬は、「胃のおなか」の他に、もうひとつ「頭のおなか」があり、
「頭のおなか」で、満腹感を感じるようです。
その「頭のおなか」は、「胃のおなか」よりも偉いようで、
犬の胃のお腹がお腹いっぱいでも、「目の前のおいしい食べ物を食べろ」とか、
「腹一杯だから食べなくても大丈夫」と命令をだすことがあるようです。
なので、頭のおなかが一杯になる時、
胃のおなかは腹八分目がとても望ましい状態だと思われます。
これらのことからから、愛犬の食事は、
「頭のおなか」を一杯にすることを考えなければなりませんね。