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主要犬種解説一覧

トイプードル

ドイツからフランスに渡ったスタンダード・プードルが原型犬でトイ・プードルはその小型犬。フランスの国犬ともいわれる。
優雅な容姿で気品に富み、体高と体長の等しい方形な体構で均整がとれている。
トリミングによりプードル独特の高貴さと威厳を高めている。
毛色は一色毛である事が原則。
(色:プラック・ホワイト・シルバーグレー・ブルー・アプリコット・オレンジなど)

チワワ

19世紀の半ばにメキシコのチワワ市で発見された。犬種名はチワワ市からとったものとされる。
大きい目と耳が特徴的。チワワは、被毛のタイプの違いによって、スムース・コート・チワワとロング・コート・チワワと多種類に分けられる。
体は小さいものの、性格は勇敢で大胆。大型犬に向かって吠え、威嚇することがある。

ダックスフンド

体長が体高の2倍もあり全犬種の中で最も短足、胴長の犬として知られている。中世には現在のドイツ周辺で「テッケル」と呼ばれる短足の犬が飼育されていたとの記録がある。
犬名が示す様に穴熊(Da-chs)や小獣狩りを得意とする犬で必要性から短足に固定された。
被毛の種類はスムース、ワイヤー、ロングと3種あり、大きさはダックスフンド・スタンダードとダックスフンド・ミニュチアに分けられる。

マルチーズ

マルチーズは非常に古い犬種で犬の貴族と言われ、ヨーロッパ各地に渡り婦人の抱き犬として人気を博した。犬種名のマルチーズはマルタ島からとったものとされる。
絹糸状の純白で光沢のある美しい毛は引きずるほど長く優美である。 小さい体にもかかわらず、生気あふれ陽気にふるまう。
毛色は純白が望ましい。淡い耳のレモン色は許される。

ヨークシャーテリア

約100年前に各種テリア系の犬とマルチーズなどの混血により作出されたとわれる。犬種名のヨークシャーテリアはヨークシャー地方に由来し、ヨーキーの愛称で人気が高い小型犬。
長く真直ぐな被毛が体の両側に垂れた愛玩具用テリア。他の犬種に比べ、被毛の良否(毛量・毛質・長さ・色調)がきわめて重要視される。
気品を備えコンパクトで堂々とした風格を持つ。

シーズー

中国の宮廷に古くから伝わっていたペキニーズとラサ・アプソの混血から生まれたといわれる。犬名は「獅子」の中国語発音からきている。
頭部は長い毛で覆われ、目と鼻をほとんど隠している。
高貴な祖先にふさわしく態度に誇りを持っている。 非常に活動的で陽気、敏捷である。
額の白い星と、尾の先端の白いものは高く評価される。

ポメラニアン

祖先は北方のスピッツ。現在のポメラニアンより大型で羊の番犬として飼育されていた。19世紀中頃イギリスにわたり、徐々に小さい現在のポメラニアンのサイズが作出されるようになった。
初期のポメラニアンはクリームが主流であったが、現在では後に作出されたオレンジが一般的な毛色のなった。
犬種名は原産地方北ドイツのポメラニアン地方に由来する。

パピヨン

パピヨンは、古くからヨーロッパ地方にいた、小型のスパニエルとして知られていました。そのころから、徐々にこのイヌに「パピヨン(蝶)」という名にふさわしい変化が現われ始めたとされています。
長毛種・シングルコート(下毛のない被毛)。色は、パーティカラー(2色の被毛)か、ホワイトに何らかの色の模様があります。

ウェルシュコ-ギー

コーギーは「小さい犬」の意でイギリスで人気の高い犬種である。
もともとウェールズの地犬でペンブロークとカーディガン2種ありカーディガンの方が3000年の歴史をもつ古い犬種である。
ペンブロークとカーディガンは1925年のイギリスのドラックショーまでは同一犬種として扱われており、1927年に初めてクラス分けされ、さらに1934年に別犬種に分類された。

パグ

深いシワのある顔と大きな瞳がとても印象的なパグ。今では愛玩犬の中の愛玩犬。世界的には、違いのわかる趣味人やセンスあるセレブリティのペットとして絶大な人気を誇る犬種なのです。
短毛種・ダブルコート(上毛と下毛からなる二層の被毛)。色は、フォーン(淡いココア色)、シルバーフォーン、アプリコット、ブラック。

フレンチブルドッグ

17世紀頃のパリでは闘犬として人気が高かった犬種。
イングリッシュ・ブルドッグにテリアやパグなどを交配させて作られたフレンチ・ブルドックは、こわそうな顔に似合わず明るい性格の持ち主。一方で見知らぬ人に警戒心を抱く傾向もあるので、番犬としても向いています。
フレンチ・ブルドックは、体の割には食欲が旺盛なイヌなので、肥満には要注意。
色は、各種ブリンドル(縞模様)、白とブリンドル、フォーン(薄茶色)。

ミニチュアシュナウザー

ミニチュア・シュナウザーは小動物の猟犬として作られたイヌ。シュナウザーはミニチュアのほかにジャイアントとスタンダードがあります。
一緒に暮らす家族とはとても仲良くなるものの警戒心も強く、他人には吠えることが多い傾向。
長毛種・ダブルコート(上毛と下毛からなる二層の被毛)、上毛はワイヤー。色は、黒、ブラック&シルバー、ソルト&ペッパー。

キャバリア

17世紀、イギリスのチャールズ2世は、小型のスパニエルを愛好。小型のスパニエルは「キング・チャールズ・スパニエル」と呼ばれるようになり、貴族の間で人気を博するように…。
性格は、陽気で明るく、友好的な性格です。すぐに人になつくので、番犬には向いていません。
色は、白&黒、ルビー、ブレンハイム(白地に茶色の模様)、トライカラー(ブラック、茶、ホワイトの3色の被毛)、ブラック&タン(茶)など。

柴犬

昭和12年に国の天然記念物に指定された柴犬は、古い歴史を持っている犬種です。
性格は、とても勇敢で好奇心旺盛。飼い主には忠実な一方、警戒心が非常に強いので、しっかりと訓練すれば、立派な番犬になることでしょう。
硬い上毛と柔らかな綿のような下毛のダブルコート(上毛と下毛からなる二層の被毛)。色は、赤、黒褐色、白、灰褐色など。

ビーグル

15世紀頃イギリスで盛んに兎狩りに使用されていたハウンド種の中で最も小さい犬。ブラット・ハウンドの血を引くセント・ハウンド。
獲物を発見すると独特の鳴き声をあげながら追跡する。近年は家庭犬して人気が高い。
大きさにより13インチと15インチのタイプに分けられる。
生理的安定度が高いため医学実験に貢献してきた事でも知られる。

シェルティ

祖先はコリーと同じで、環境に適応して小型化したと考えられる。正式な犬種名は「シェットランドシープドッグ」、生まれ故郷であるイギリスのシェットランド島に由来する。一般にシェルティと呼ばれる。
手ざわりの荒い長い毛をもつ小型犬で、均整がとれ、美と知性と機敏さを兼ね備えている。
体の輪郭はどの部分も全体に対するバランスを保っていなければならない。

ゴールデン・レトリバー

ゴールデン・レトリバーは、レトリバー種とスパニエル種の混血が祖先だと言われている。
19世紀初め、イングランドとスコットランドでスポーツとしての猟が大流行し、射落とした鳥を回収するために作出された犬種の一つである。鳥猟犬として特に水中運搬を得意とするが、家庭犬、盲導犬としても活躍している。
理知的な黒い瞳と美しく長い飾り毛の尾の表情が魅力的である。

ラブラドール・レトリバー

イギリスや北欧の漁船でカナダ東方のラブラドル半島に渡った犬が祖先と言われ、後年イギリスに逆輸入され改良された犬種が現在のもの。
近年では、猟犬というよりも盲導犬、麻薬捜査犬として活躍している。
ラブラドール・レトリバーは、性格穏和な卓越した使役犬。服従心も抜群でシェパード犬に匹敵する訓練性能を有す。

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