ウィペットの毛の手入れはあまり手間がかかりません。
1. ブラッシング 頻繁にやってあげる必要はありません。 換毛期(春・秋)は多少毛が抜けやすくなりますが、1日1回やってあげれば十分です。
獣毛ブラシなどでやさしくブラッシングしてあげましょう。 時々蒸しタオルなどでマッサージしてあげると毛艶がよくなり、また新陳代謝もよくなります。
2. 耳のお手入れ 耳は汚れがたまりやすいので、定期的にお掃除をしてあげてください。 手入れ不足によって外耳炎などを引き起こしますので注意しましょう。
・家族としてお迎えしたときから耳を触ったりして、徐々に耳掃除に慣れさせましょう。
・耳回りの余分な毛はカットして、通気性を良くしましょう。
・耳掃除用のイヤークリーナーや綿棒などで優しくふき取ってあげましょう。
・耳内部の皮膚は大変デリケートですので、あまり力を入れすぎないように注意しましょう。 刺激によって炎症を起こす事があります。
・シャンプー後も、耳内部の水気をガーゼなどで優しく拭き取ってあげましょう。
3. 爪切り
爪の伸びはとても早いです。
鋭くなる前に爪を切ってあげましょう。
また犬の爪には血管が通っており、深爪をすると出血します。
爪切りを怠ると、爪の中にある血管が先端の方にまで伸びてきてしまい、 爪切りするときに出血してしまいます。
定期的に爪切りをしてあげてください。
・家族としてお迎えしたときから手先や爪を触ったりして、徐々に慣れさせましょう。
・爪の色により異なりますが、血管が見える場合もあります。深く切りすぎて出血しないようにしてあげましょう。 万が一出血したときは止血剤を塗ってあげましょう。
・毎日少しずつ爪やすりなどで削ってあげるのもいいです。
・わんこが痛い思いなどすると、爪切りが嫌いになります。 爪切りが大変だったり、不安な場合は、ペットショップ(トリマーさん)などにお願いするのもひとつの手段です。
4. シャンプー・トリミング
シャンプーのしすぎは必要な皮脂もはがしてしまったり、体毛の乾きが遅くなったりするので、かえって体によくありません。
シャンプーは、ブラッシングと、蒸しタオルでの手入れを行っていれば、月に一度くらいで十分でしょう。
汚れが気になる時は蒸しタオルや市販のシャンプータオルなどで拭いてあげるとよいでしょう。
・ワクチン接種が終わったらお風呂にいれてもよい頃です。(接種日は避けてください)
小さいころから水、お湯、シャンプーに慣れさせてあげましょう。 無理やりお湯をかけたり、シャンプーするとストレスになりますので、最初は優しく、手でお湯をかけてあげるなどして慣れさせてあげましょう。
・シャンプーは犬にとってはストレスになることが多いので、犬の体調が良い時に行うようにしましょう。
・お湯の温度は37~38℃くらいで人間用のシャンプーではなく、犬用シャンプーを使用しましょう。 ・しっかりと地肌を塗らし、余分な汚れなどを落としてからシャンプーしてあげましょう。
・洗う順番は、後ろ足→お尻→背中→前足→頭部の順にマッサージをするように洗いましょう。 この順番は顔にシャンプーがついている時間を短くするためです。
・シャンプーが残らないように念入りにすすいであげてください。 シャンプーとは逆に頭部からすすいであげましょう。 ・タオルドライ後はドライヤーで毛の根本から乾かしてあげてください。
・ドライヤーをかける時もいきなり子犬に向けず少し離してドライヤーをかけ音に慣らしてあげます。 少し経ったら、後ろ足から温風をかけて徐々に体、頭へと移動します。